九州事業所から見るシステムLSI事業のテストビジネスの取り組み

2015年6月掲載

テラプローブは、DRAM等メモリ製品のテストを扱うメモリ事業、SoCやイメージセンサなど多様な半導体製品のテスト ・ 開発受託、WLP等パッケージを扱うシステムLSI事業の2事業部で構成されています。システムLSI事業におけるテストビジネスは、熊本にある九州事業所を中心に国内、台湾で展開しています。

Q九州事業所では開所から現在までどんな半導体をテストしてきたのですか?

A 一言で言えば、メモリ製品以外の半導体のテストです。

 2006年開所当初はデジタル家電向けのASIC※1やSoC※2のテストに始まり、2009年にイメージセンサ※3に参入して以来、アナログIC※4、PMIC※5も順次手掛けるようになりました。2014年には自動車産業向けマネジメントシステムISO/TS16949(2009年度版)の認証を国内及び台湾で取得し、非常に高い品質管理が求められる車載マイコンのテストも受託しています。

Q多様な半導体をテストするようになるまで、ビジネスを拡大できた理由をお聞かせください。

A 九州事業所の半導体テストへの継続的な取り組みと、技術力の蓄積を評価いただいた結果と考えています。

 お客様からテストを委託いただくには、技術力や工程運営はもちろんのこと、非常に高い清浄度を求められるクリーンルームや、装置、冶工具の維持・管理に至るまで、あらゆる項目で高い水準が求められます。

これらの課題を一つずつクリアしてきたことで、お客様の信頼を得られたのだと思います。

QシステムLSI事業のテストビジネスの強みとは何ですか?

A プログラム開発、お客様への提案、冶工具設計などの技術力と高品質で効率的なオペレーションです。

 長年培ってきた開発・技術力を有する国内と、世界の半導体生産の中心地である台湾の2拠点で工場を運営しており、その緊密な連携のもと、お客様の多様なニーズに対し、フレキシブルな対応による最適なサービスの提供が可能なことです。

QシステムLSI事業の2015年度の取り組みを教えてください。

A 3つのテーマに取り組んでまいります。

 半導体市場において、今後も車載向けやイメージセンサなどの着実な成長が見込まれております。この分野における地歩を固めることは当社の成長に不可欠であると考えており、培った技術やノウハウを生かして、次の3つのテーマに取り組んでまいります。

  1. 車載製品の取り込み拡大
  2. CMOSイメージセンサの受託増加への対応
  3. テストプログラム開発、冶工具開発の強化

 これにより、生産能力及び生産効率の向上とコスト削減を推進し、利益の拡大を目指してまいります。

特集バックナンバー

個人投資家のみなさまへ

3分でわかる!テラプローブ

株主還元について

特集

TOPICS

個人投資家のみなさまへトップ

IRトップ


ページのトップへ